• HOME >
  • 外壁不具合の対処方法と原因事例

外壁不具合の対処方法と原因事例

不具合の対処でもっとも大事なこと

不具合の対処でもっとも大事なことは、「原因の推測・特定」です。

原因がよくわからないまま補修すれば、見た目はきれいに戻ってもいずれ事象が再発することがあります。また、直した不具合部分以外の場所でも不具合が発生する恐れもあります。

同じ「タイルの剥がれ」という事象でも、引き起こした原因は同一ではありません。都度、不具合の内容や建設時の背景などを考慮した総合的な考察を行います。

タイル不具合の原因事例

過去にさくら事務所がご依頼を受けたマンションの、タイル不具合の原因をご紹介します。
これらはよく見られる原因例ですが、タイルの不具合はいくつかの原因が重なって発生することが多いため、現場ごとに詳細な調査と診断が必要です。

事例1

外壁タイルの一部が剥がれて落下したマンションの事例です。

原因追究のため、『健全に施工されたタイル片』と現地で採取した『剥がれ落ちたタイル片』の2つについて、タイル裏側に付着した下地モルタル(コンクリート表面の凹凸を平準にする材料)を調べました。

(左:健全なタイルの裏側 右:剥がれ落ちたタイルの裏側)

それぞれのモルタルをマイナスドライバーで強くこすったところ、健全なタイル片はほとんど削れず、剥がれたタイル片は簡単に削れました。このことから、このマンションの不具合原因のひとつは、下地モルタルの施工不良だと判明したのです。

事例2

アフターサービス期限(2年)前の共用部分チェックで、大量のタイルが浮いていることがわかったマンションの事例です。
見た目の変化は起きていなかったものの、打診調査により、タイルがしっかり接着されていないことがわかりました。

管理組合の承認を得て、浮いているタイルを部分的に採取。裏側を見ると、タイルを壁に接着するための「張り付けモルタル」がタイル裏側の凹凸にしっかり入り込んでいません。

このことから、建設時の施工不良が原因のひとつだと推測できました。

事例3

一部のタイルが剥がれ落ちたマンションの事例です。
コンクリートが温度変化などで伸び縮みするため、一定の範囲でタイルとタイルの間には柔らかい素材(シーリング材)を充填し、タイルが割れたり剥がれたりしづらくします。

(シーリング材を充填した“伸縮調整目地”の例)

ところが剥がれたタイル片を見ると、本来シーリング材が充填されるべきところに、硬いモルタルが塗られていました。表面にはシーリング材を塗ってあり、見た目には間違いに気づけません。

伸縮調整目地に固いモルタルを充填したことで、コンクリート伸縮によりモルタルが割れ、タイルの剥落につながったようです。

マンション外壁の不具合を調査・診断します

  さくら事務所の『外壁の瑕疵調査・補修コンサルティングサービス』

現地の調査に加え、必要に応じて現地で採取した不具合部の試料を、当社または分析機関で検査します。
調査結果や過去の診断事例、建設当時の施工基準などから総合的に原因を推測し、不具合に見舞われたマンションが適切に補修され、健全に戻れるよう管理組合をサポートします。

ページTOPへ

不動産の達人 株式会社さくら事務所

〒150-0031 渋谷区桜丘町29-24 桜丘リージェンシー
TEL:03-6455-0011(東京本社 代表) FAX:03-6455-0022(東京本社)東京本社MAP

Copyright(C)1999-2013 Sakurajimusyo inc. All Rights Reserved.