マンション外壁タイルトラブル事例

組合負担の補修に納得できず
調査の結果、負担大幅減へ

組合負担の補修に納得できず調査の結果、負担大幅減へ
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2度に渡り外壁タイルが剥落したことから、分譲会社に調査ならびに補修を依頼するが、しっかりした調査が行われることはなくタイルの剥落は経年劣化によるもので、2年のアフターサービス期間も経過しているため分譲会社に責任はないと回答を受けた。

施工会社は経営破たんしていたため交渉することもかなわず、組合負担での補修にも納得がいかないことから第三者機関への調査依頼を検討、全面打診調査と原因調査を提案、実施した。

調査結果から施工上の不備があることが客観的に確認されたため、再度分譲会社に交渉を行った結果、新築時の施工会社に大規模修繕工事を発注することでタイル補修工事の費用を大きく軽減させることができた。

【竣工年】 2004年
【発生年】 2014年
【発見経緯】 剥落
【総戸数】 約100戸
【当初不具合箇所】 エントランス上部付近外壁
【分譲会社】 中堅デベロッパー(経営破たん)
【施工会社】 中堅ゼネコン
【主な原因】 打継目地・伸縮調整目地の施工不良、タイル下地目粗し不足、張付けモルタル塗り厚不足
【費用負担】 分譲会社・施工会社が一部負担
【補修完了までに
要した期間】
5年
大規模修繕工事と同時施工
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