竣工後7年目に突然エレベーターシャフトの外壁タイルが剥落、タイルが落下した箇所はマンション内のプレイロットであったが早朝の剥落事故であったことから、幸いに人身事故とはならなかった。
分譲会社・施工会社は直ちに全額費用を負担する補修工事を申し出たが、管理組合は建物全体の調査とタイル剥落の原因に関する調査を行うことを分譲会社に要請。
分譲会社は調査を依頼する会社について管理組合が指定することを含め承諾され、さくら事務所にて外壁全面打診および外壁タイル浮き・剥離原因調査を実施。
調査の結果、新築時のタイル張り施工に不備があり建物全体にタイル浮きが発生していること、直ちに剥落の恐れのある危険箇所が複数存在することが判明したため、居住者の方々の安全を確保するために落下保護ネットを設置。
その後、数回の報告会、理事会との打合せを経て費用の全額を分譲会社・施工会社負担する補修工事を実施完了したが、補修工事完了後の3年目の定期点検にて新たに広範なタイル浮きが発生していることが確認されたため、前回同様に分譲会社・施工会社が補修工事を実施。
2回目の補修工事完了後2年目にも定期点検が実施される予定。